2019年 08月 29日
インゲン豆の収穫
インゲン豆の収穫。
今年は5種類のインゲン豆を育てました。
カラカラになった莢から豆を取り出しますが、
この作業がとても楽しい。
命を収穫する喜び、実りを確かめる喜び…
金時豆。
鮮やかなワインのような色。
白金時。
真っ白で大粒。
長うずら。
普通のうずら豆よりも細長い。
まだら模様が美しい。
マンズナルいんげん。
白金時よりも平べったく、少し小さめ。
肌がすべすべしていて綺麗。
モロッコいんげん。
表面の茶色い模様が特徴的。
今年育てたインゲンは、つるなしの金時、白金時、長うずら。
つるありのマンズナル、モロッコ。
この中では長うずらとマンズナルが良く生り、豆の収穫量も多めでした。
ちなみに「マンズナル」という言葉は東北地方の方言から来ていて、
「よく生る」「たくさん生る」という意味です。
マンズ(たくさん)、ナル(生る)。
金時豆は生長不良の割には多く採れたように思います。
白金時とモロッコは少なめでした。
特にモロッコは生長不良の莢が多く、豆も小さめのものが多いように感じました。
インゲン豆にも、その土地と気候に合うもの、合わないものがあるのかもしれません。
インゲン豆は種類が多く、まだまだ育ててみたい品種がたくさんあります。
気になっている品種としては、
虎豆
大福豆
シャチ豆(パンダ豆)
紅しぼり
丸うずら
貝豆
赤花豆
白花豆
など。
畑のスペースの関係で一気に全部は育てられませんが、
いろいろと育てながら今の畑に合ったものを見つけていきたいと思います。
豆は、楽しいです。
在来種の豆を紹介するサイトを見つけました。
やはりいんげん属の豆が多いですね。
色、形、模様…一つ一つが個性的です。
豆もまた生命の神秘なのだと感じます。
今年収穫したインゲン豆は、来年の種用にいくらか残し、あとは煮豆にして食べます。
豆を取り出す作業をしていて気づいたことは、
枯れてカラカラになったインゲンの莢が美しいということ。
一つ一つの莢の表面がそれぞれに独自の色合いと模様になり、
まるで自らの美しさを表現して、人間の心に訴えかけているかのようです。
枯れてもその美しさを表す命の働き。
命は、命自身の喜びをさまざまな形で表現しているのかもしれません。
このままずっと手元に残しておきたいような美しさです。
by yamanomajo
| 2019-08-29 18:57
| 自然農