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星といのちのうた 人生のすべてが祈りでありますように

生き物として、忘れてはいけないこと / コエン・エルカ


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この大宇宙は、入り組んだ織物のようになっていて、すべてがつながっているんですよ。みんなどこかで関係し合っています。鹿も狼も、植物も宇宙の星も、みんなどこかでつながって生きているんです。何よりもそれをわかってほしいです。

大宇宙には、こちらの果てからあちらの果てまで、無数の細かい絹の糸みたいな網が張ってある。無数の縦糸と横糸。その縦糸と横糸が交わっているすべてのところに、水晶みたいな玉があって、この大宇宙に存在するものすべてのものが、その玉をもっている。砂漠のすべての砂粒一つひとつも、水の一滴一滴も、虫たちも、鳥たちも、全宇宙の存在すべて。

そして、どこからともなく光が差し込むと、そのひとつの光が同時にすべての玉に当たります。玉を受けた光は、すべての玉に反射します。また、その光を、ほかのすべての玉が受けます。ひとつの光だけでなく、すべての光を受けながら、ほかのすべての玉に反射するわけです。

この世のすべては、無数の関係のなかでつながり合って存在している、ということです。すべての中にすべてが入っているんです。自分の中に、鹿も狼もライオンも、星も植物も鳥も、すべてが入っている。お互いが、いのちを交換し合って生きているんです。存在するものすべてのエネルギーを受けながら、自分もエネルギーを出している。すべてがつながり合っているんです。

ラコタ族の言葉を借りれば、マコッチェ・ワカン(聖なる世界=自然)では、一人で独立して存在するものはひとつもありません。ある草が消えれば、その連鎖にある多くの生き物たちも困って、そして消えるのです。

たとえば、私の好きなゴマせんべい。ゴマと蜂蜜が塗ってありますが、ゴマをつくるには、この大地が必要でしょ、光が必要でしょ、雨も必要でしょ・・・と考えれば、頭がおかしくなりそうなほど、いろいろなものがかかわりあってできているんです。

本当に無数のものがかかわりあっているんですね。すべてのものに、複雑な無数の関係がある。その関係は無限に細かく、無限に広がるんです。

過去から現在にかけての無数の関係があるからこそ、自分が存在するんです。あなたがいるから、私がいるんです。











by yamanomajo | 2017-07-01 08:06 | 言葉