2018年 11月 02日
柿の季節
栗、くるみの季節が終わり、今度は柿が色づく時期。
自転車を走らせると、
すぐそこに栗の木があり、くるみの木があり、柿の木がある。
なぜそうなのかわからないけれど、
私が住んでいる家の周りにはずっと昔から野の実りがある。
この地に生まれ、この地で生きている意味というものが、
そんなちょっとしたことから感じられる。
それはそこにあるから、採りに行く。
今年も、来年も、その次の年も、この先もずっと。
毎年同じことの繰り返し。
人も、自然も。
この地にあるもの。
この地から見える景色。
この地で感じる四季。
春、夏、秋、冬。
この地に生まれてよかったと、この地でなければならなかったのだと、
ここ数年そう思うようになった。
人間誰しも、そこに生まれ、そこに生きている意味というものがある。
その人にとってその地でなければならない理由がある。
皆、そこに置かれているのだと思う。
何か大きな必然の力によって。
今生きている場所、今生きている人生そのものを愛せるようなったら、
今生きている土地や周りの自然からもきっと愛されるようになる。
私はこれからもここで暮らしていく。
この地にあるものに囲まれながら。
この地にあるものを愛しながら。
by yamanomajo
| 2018-11-02 19:04
| 日々