2019年 04月 24日
今年、桃の苗木を新たに10本植えました。
桃はスモモとは違い、自家受粉する品種がほとんどです。
一部の品種(白桃系など)は花粉がないものもあるので、
受粉樹として別の品種を混植する必要がありますが、
スモモのように品種ごとの相性の良し悪しはないので、
品種選びや植え付けの配置についてはそれほど悩むことはありません。
今年植えた桃の品種は、
あかつき
大玉白鳳
白桃
大久保
つきかがみ
黄金桃
西王母
この7品種で、すべて1年生苗です。
あかつきは3本、大玉白鳳は2本、それ以外は1本植えました。
黄金桃とつきかがみは、実が黄色い桃です。
今年植えた黄金桃の苗木。
先日、花が咲きました。
こちらの苗木は、あかつきです。
植え付け後に倒れないよう支柱で支えます。
苗木の根元には枯れ草を敷いて乾燥を防ぎます。
周囲のネットは動物対策です。
キツネが土を掘って根を傷つけたり、野ウサギが樹皮を食べたりと、
いろいろと被害が出るのでしばらくはこうしておきます。
これは、冬にうさぎに樹皮を食べられて一部分が傷ついた桃の木です。
表面に薬を塗っておきました。
少しは回復してくれるとよいのですが。
昨年から育ててきた桃の苗木は、4本が2年目を迎えました。
うさぎに樹皮をかじられたり、剪定を間違ったりといろいろありましたが、
植え付けの場所を移して今年も成長を見守っていきます。
果樹栽培は、自分のしていることが裏目に出たりと、
なかなかうまくいかないことが多いなと感じますが、
木たちの生命力の強さを信じ、木たちから学び、教えてもらい、
木の成長と一緒に自分も成長していけたらと思います。
畑の畝を囲むように植えた、桃とスモモの苗木たち。
この木たちがやがて大きく成長し、いつかの春に畑の周りで桜のように花を開かせ、
ハチたちが喜んで花粉を運び、鳥たちは甘い蜜に誘われてやってきてさえずり、
夏と秋にはたわわに実った果実を収穫し…そんな日を夢見ています。
果樹が畑を見守り、畑を見守る果樹を私が見守り…
畑に足を運ぶことそのものが幸せであるような…
10年、20年…樹を愛で、心静かに、深い喜びをもって生きれたらいいなと思います。
畑では、大根とカブの芽が出ました。
トマトの育苗をするため、ポットに種を蒔いて芽生えを待っています。
土の表面には、乾燥防止のためにもみ殻を敷いています。
もう少し暖かくなったら、キュウリの育苗も始めます。
田んぼのあぜ道に野良猫が…と思ったらキツネでした。
いつも畑を荒らしに来るのはやはりキツネたちかな。
by yamanomajo
| 2019-04-24 18:54
| 果樹