ここ数日、木の実のスポットを探すため田園や山の周辺で自転車を走らせています。
自然散策の目的もあるので、新しい発見、新しい景色との出会いがあり新鮮です。
田園ではウミネコたちの群れをよく見かけます。
田園の水の上でエサを探しているようです。
彼らの鳴き声を聞きながら自転車を走らせていると清々しい気持ちになります。
一面真っ白な花が広がる畑に出会いました。
ソバ畑でしょうか。
新たなグミの木の群生地帯を発見。
どうやらグミの木は水辺に近い所に生えることが多いようです。
木の実探しは、なんだか宝探しのような感覚です。
見つけたときは心がウキウキとします。
クワの木はいたるところで見かけます。
鳥が食べて、種を落とすことで広がってきたのかもしれません。
山道の一角でキイチゴの群生地帯を見つけました。
まさかこんなところに、と驚きと喜びの発見でした。
手つかずでこの場所には誰も来ていないようです。
この場所だけでなく、かなり長く道沿いに群生していたので、
何年もかけてこの辺りで自らの生命を広げてきたのかもしれません。
このスポットには毎年足を運ぶことになりそうです。
今回たくさん採取したので、あとでキイチゴジャムを作ります。
キイチゴにはいろいろな種類があり、この黄色いものはモミジイチゴと呼ばれているようです。
山の中へと続く、とある小道の入り口で何かの実が生っていました。
最初は枝や葉の形状から桃かなと思いましたが、こんな山の中に桃が生っているとも思えず…
おそらく梅ではないかと思います。
この辺りでは野生の梅の木もよく見かけます。
実を集めて梅ジャムも作ってみようかと考え中です。
私が住んでいる地域では、さまざまな果樹畑を点々と見かけます。
自分の畑で果樹栽培を始めて以来、他の果樹畑の様子が気になり、
この地域でどんな果樹を育てているのだろう、どういう育て方をしているのだろう、
樹形や葉っぱの形はどうなっているのだろう、といろいろ考えながら見るようになりました。
地域柄、リンゴ畑が多いですが、ほかにも桃や梅の畑をよく見かけます。
先日、変わった形の実が生っている果樹畑を見つけました。
この形はおそらく洋梨かなと。

ほんの少し自転車を走らせるだけで、いろんな発見があり、喜びがあります。
自転車で行ける限られた範囲であっても、自然の奥深さや計り知れなさを感じるので、
ずっと同じこの場所に住んでいても自然というものと相対しているかぎり、
人生が狭まったり、退屈になったりはしないだろうと思います。
また、この地に生まれ、ここで生きている、生かされているという意味もまた、
こうした日々のなかでふと感じることがあります。
人は意味があってそこに置かれている。そこで生きている。
きっと誰もがそうなのではないでしょうか。