2019年 09月 06日
自然農の畑 8月下旬~9月上旬
鈴虫やコオロギの鳴き声が
たくさん聴こえるようになり、
周囲はすっかり秋の気配が漂ってきました。
畑では秋に見られる植物が生え始め、
夏の終わりを告げています。
夕方は涼しく、
過ごしやすい日々が続いています。
枝豆の様子。
左は春に蒔いた早生枝豆、
右は夏に蒔いた晩生枝豆。
早生枝豆はこの時期に枯れ始め、
晩生枝豆のほうは花が咲き、
実をつけ始めています。
畑の中の黄色と緑のコントラストは
とても美しいです。
緑から黄金色に変色する枝豆の葉。
虫食いの穴。
一枚一枚に溢れる自然の芸術性。
そのときどきにしかない美を
醸し出しています。
枝豆の莢も、
緑、黄色、茶色と移り変わります。
莢が枯れてカラカラになってきたので、
そろそろ大豆として収穫する時期です。
今年は、春蒔きした枝豆も
すべて大豆として収穫します。
晩生枝豆の花。
インゲンの収穫。
少し成長が遅れ気味のインゲンも多く、
収穫はまだ続きます。
夏の終わりに、
またインゲンの花が咲き始めました。
春から夏にかけて成長が一回りし、
もう新たな実は生らないと思っていましたが、
花が咲いてもう一回りしようとしています。
この時期でも花が咲き、
若莢も生っているので、
インゲンは秋に入ってからも
しばらく収穫できそうです。
インゲンの莢の上にいたオンブバッタ。
小豆です。
枝葉と蔓ばかりが伸びて、
花が一つも咲きません。
あとで分かったのですが、
丹波大納言小豆は晩生種だそうで、
早蒔きすると蔓化(蔓ボケ)して、
花が咲かないことが多いようです。
今年は6月上旬に蒔いてしまったので、
早すぎたかもしれません。
北東北においては、
晩生の小豆・枝豆の適切な播種時期は、
7月上旬から下旬だと感じます。
7月上旬でもやや早いかなという印象なので、
7月中旬以降がよいかなと。
いずれベストな時期を見極めたいと思います。
どれだけ枝葉が成長し、背丈が伸びても、
花が咲かなければ実はつきません。
小豆や枝豆は、枝葉の成長よりも、
花をしっかり咲かせるということを
意識して育てたほうがよいのかもしれません。
サツマイモ。
畝全体を覆うように成長しています。
蔓も旺盛に伸び始めますが、
放っておくとあっちこっちに伸びるので、
適度に進路方向を変えてあげます。
里芋。
今年のカボチャの初収穫。
カボチャの収穫の目安は、ヘタが
コルク状になったらと言われていますが、
ヘタのヒビが縦だけでなく
横にも入ったら収穫適期のようです。
カボチャはあちらこちらで、
また新たに着果しています。
大根とカブ。
秋野菜も大きくなり始めています。
今年は、秋野菜の種は
1~2週間ほどずらしながら蒔いています。
すべて同じ時期に蒔いて、
同じ時期に大量に収穫しても食べ切れず、
長く置いておくと悪くなってしまうので。
夏野菜の収穫もしばらく続きます。
ある日の畑の帰り道。
by yamanomajo
| 2019-09-06 19:53
| 自然農