秋になり、さまざまな秋の実りが目に入るようになりました。
この時期、秋の涼しげで爽やかな風を感じながら、
気の向くままに自転車を走らせ、秋の実りを探しています。
食べて味わえるもの、目で楽しめるもの。
秋だからこそ感じられる命の喜びがあります。
今年も柿が色づき、たわわに実っています。
畑周辺にはいくつもの柿の木があり、もいでほしいようにこちらを見つめています。
種類も微妙に異なり、縦長の柿もあれば、横長の柿もあります。
まだ青みがかっているものもありますが、
今年は早めに収穫して渋抜きをします。
干し柿は少し苦手なので、渋を抜いてそのまま食べます。
しばらく置いて熟させ、とろりと柔らかくなってから食べるととても美味しいです。


栗の道。


栗拾いはまだまだ続いています。今年は渋皮煮のほか、栗ジャムも作りました。

くるみ。去年のくるみがまだ残っているので、今年は少なめに収穫しています。


春に見かけた、梅と思われる木ですが、秋になってから黄色く色づいて熟しています。梅の熟す時期は6~7月頃と言われているので、
この時期に熟すということは梅ではない?のでしょうか。
試しに実を割って匂いを嗅いでみたところ、あきらかに桃系の香りがしました。でも桃の収穫時期は過ぎていますし、この実の形、小ささは桃ではありません。スモモでもないですし、何の実なのか謎です。
今年は4月に雪が降ったりと天候が特異だったので、成長が遅れて秋に熟した梅なのでしょうか。



ノブドウの実。ノブドウの実は、熟れると地球色(宇宙色)になります。こんなに神秘的で色鮮やかな実はなかなかないのではないでしょうか。まるで、地球と宇宙をそのまま表現したような色彩です。


自転車を走らせていると、田舎の美しい風景にふと出会います。

山の木々も徐々に色づいてきました。

ガマズミの実。
ガマズミの実はそのまま食べることができ、ガマズミ果汁100%の飲み物も販売されているそうです。

モクレンの実。モクレンの実はその成長過程における表情、なりかたち、色彩が豊かで、自然の芸術性を感じさせてくれます。


黄色い小さな実。何の実でしょうか。

エゴノキの実。

ドングリ。この辺りに住むリスのエサになるのかもしれません。

ガマの穂。


ガマは時間が経つと白い綿を出すのが特徴です。
ガマの穂綿は昔、火打石で火をつけるときの火口(ほくち)として使われていたそうです。


銀杏の実も熟れてきました。もう少しすれば、地面いっぱい黄色い絨毯になるでしょう。