サツマイモを収穫しました。
今年も丸々と太って良い形に。
土を掘ってサツマイモを取り出すときの喜びは何とも言えません。
他の野菜と同じで、年々成長力が増して大きく育つようになったと思います。
すべて収穫が終わりましたが、
今年は苗を30本植えて100本ほど収穫できました。
収穫したサツマイモは、ダンボールに入れてもみ殻を重ねて保存します。
サツマイモは寒さに弱く、5度くらいを下回れば腐ってしまうようなので、
寒さ対策として、もみ殻の中に入れて保温します。
1か月くらい追熟させたほうが甘みが増すので、食べ頃はもう少し先になります。
役目を終えたサツマイモの蔓。
このまま畝の上で朽ちて、土に還ります。
土に還ることで、土を豊かにしてくれます。
生命は循環し、また次の新たな命につながります。
夏野菜のトマトも力尽きてきました。
茶色く朽ちた枝葉もまた独自の美しさがあります。
茶の色、土色は美しいです。
野菜は朽ちて腐っていくと、そのまま土の色に戻るのが不思議です。
土に還るから、土の色に戻るのでしょうか。
みな、土色に還り、土に戻っていく。
土から生まれたから、土に還ることが自然。
土から生まれたから、土色に還るのが自然。
土から生まれたものは、土に還っていく。
形あるものが、形なき土に還っていく。
形なき土から、新たな形ある生命が再び誕生する。
土と命の循環。再生。
命は繰り返す。繰り返すことが命の営み。
熟れて自然に落ちた実も、そのまま土に還ります。
何もしなくても、そうなるようになる。
自然。
自ずから然る。
晩生枝豆も茶色に枯れ始めました。
畑のなかにある枯れた枝豆の姿というのは、それ自体に喜びがあるように感じます。
実りを感じる喜び、収穫できる喜び、目に映る美の喜び。
今年は晩生種の枝豆を4種類蒔きましたが、
いずれも枯れる時期、収穫時期が異なります。
上の写真はエンレイ大豆で、晩生種のなかではいちばん早く枯れました。
右側の青から茶色に変わりつある品種は、岩手みどり豆。
左側のまだ青々と茂っている品種は、丹波黒大豆。
もう一種類、秘伝豆という品種もあります。
それぞれ順を追って枯れていきます。
枝豆の晩生種は、早蒔きすると背丈が高くなりすぎて倒れやすくなります。
小豆などもそうですが、早蒔きして蔓化するのはできるだけ避けないといけません。




ある朝の、秋野菜たちの姿。露の光。朝日の眩しさ。透き通る緑。澄み渡る空気。
朝には朝だけの畑の喜びがあります。

この日の朝は、太陽にわずかに光の輪がかかり、美しい空でした。


赤大根とコカブの収穫。

時期をずらして種蒔きした大根。そろそろ収穫できそうです。

畑のすぐそばの林の木々も、赤に黄色に色づいてきました。


林の木々にとまるカラス。
カラスたちはいつも近くにいてくれます。彼らはかけがえのない友達です。

いつも一人で向き合う畑。畑という一つの存在。畑を通して、学びや気づき、喜びや充実感を与えてもらっています。