2020年 04月 30日
これまで何度か、羽が傷ついた一羽の白鳥のことをブログで書いてきました。
この白鳥は飛ぶことができないのでシベリアに帰ることができず、
2年くらい前からずっと同じ場所で生き続けています。
久しぶりに会いに行きましたが、元気そうにしていました。
春先の暖かさを察してほかの白鳥たちがシベリアに飛び立ち、
いつもはこの一羽の白鳥だけが取り残される状態でしたが、
今年は少し変化がありました。
羽が傷ついた白鳥のほかに、別の二羽が残っていました。
春のこの時期になってもシベリアに帰らないということは、
何かしら飛び立てない理由があるのだと思います。
新たに残った二羽のうち、片方の一羽は体が部分的に灰色です。
おそらく子供の白鳥です。
もう一羽の白鳥は、真っ白で大人の白鳥です。
よく見ると片方の羽が不自然に曲がっているので、
羽を痛めて飛べなくなったのかもしれません。
こちらは最初に紹介した白鳥です。
二年くらい前からこの地に残り続けています。
昨年の秋に、つがいと思われる別の一羽が飛来してきて、
しばらくのあいだこの場所で二羽で過ごしていました。
しかし、そのパートナーの一羽の姿はもうありません。
春が来てほかの白鳥と一緒にシベリアへ帰ったのでしょうか。
今年の秋にまた、この地に残したパートナーに会いにやって来るかもしれません。
この地に残された三羽の白鳥。
夏の暑さと、十分な食物があるのかどうかという点が心配ですが、
なんとか乗り切ってほしいと思います。
by yamanomajo
| 2020-04-30 07:28
| 日々