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星といのちのうた 星の声に耳をすませて

霧の海


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久しぶりの海。
この日は一面が霧に覆われ、
不思議な雰囲気が漂っていた。


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海の岩たち。
何十年も変わらず、
同じ場所にあり続けるもの。
ずっと波の音を聴いてきたものたち。
海の岩には独特な美しさ、芸術性がある。


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砂浜についてからすぐ、
足元で見つけた小さな虫。
あとで調べたらヒョウタンゴミムシという名前の虫のようです。


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波が寄せては返す。
波がぶつかり合い、
辺りにとどろく重低音はまるで唸り声のよう。


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濃い霧に包まれた浜辺。


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打ち上げられる海の生命たち。


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冬にこの浜辺に来たときは、
イタヤガイやタマキガイなど
いろんな貝殻が落ちていましたが、
この日はそれらの貝殻はほとんど見られず。
以前たくさん拾ったハスノハカシパンも、
まったく見られませんでした。

季節や海そのものの動きによって、
打ち上げられる貝殻の種類が変わるのかもしれません。


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海の宝石、ナミマガシワ。
数は少なかったものの、
いくらか拾うことができました。


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貝殻の中の砂粒。
これ自体が海の詩。

一粒の砂に、
時を超えた宇宙の限りない奇跡、
計り知れない叡智が宿っている。


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帰り際。
霧が少し晴れて、一面がやや明るく。


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別の浜辺へ。
この浜辺は、小さな川が海へと続いている。


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この川辺で、
ウミネコたちが水浴びをしていた。
足がピンク色の個体もいたので、
カモメも混じっていたかもしれない。


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威厳のある美しい岩たち。


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波打ち際と、離れた遠くの丘から。


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by yamanomajo | 2020-07-17 17:28 | 日々