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星といのちのうた 世界はうたでできている

自然農の畑 11月上旬~中旬


11月10日に初雪が降りました。
秋が終わり、もうすぐ本格的な冬がやってきます。



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初雪が降った11月10日に赤筋大根を収穫しました。
表面に赤い筋が入っているのが特徴です。


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赤筋大根は葉の部分も赤く染まるんですね。
繊細な美しさに思わず見とれました。



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翌日の11月11日。
寒さで葉が枯れたので里芋を収穫。


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枯れ、しおれていく里芋の葉にもそれ自体の美しさがあります。
青々として葉を広げているときも、枯れ行くときも、どちらも美しい。


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里芋の茎の断面。
年輪のよう。
自然には多様な表現と美しさがあります。


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里芋は上部に伸びた茎を切ってからスコップで掘り起こして収穫します。
来年の種芋として使うものは、芋がついたまま株ごと収穫。


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食べる用の芋は、一つ一つ株から外して収穫。


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種芋用に収穫した株は、茎を逆さにしてもみ殻と一緒にダンボールに入れて保温し、
室内の暖房が効く場所に置いて越冬させます。

昨年収穫した里芋もこの方法で保存し越冬させ、今年植え付けました。
ほぼすべての種芋が発芽して上手くいったので、今年もこの方法で保存します。
去年は試しに、株から外した芋単体のものを何個か同じダンボールに入れて保存しましたが、
それらも植え付け後に問題なく発芽しました。

株ごと保存、株から外して一つ一つ保存、どちらでもよいようです。
ただなんとなくですが、株ごと保存したほうが水分が長く保たれ、乾燥しにくく、
より保存性が高まるのではないかと感じます。


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米袋などの保温性と通気性のある袋に入れて保存してもよいと思います。
今年は食べる用の里芋を、米袋にもみ殻と一緒に入れて保存しました。
おそらく、このまま越冬させても種芋として使えると思います。
米袋は何かと便利です。


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里芋を収穫してから数日後。
畑に残った枯れた里芋の葉の上で、前日の雨の雫がキラキラと輝いていました。
枯れて変色し、土色に近づく里芋の葉。その上の雫の輝き。
自然はその時々にしかない歌を奏でているようです。



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いくつか残っていたグラスジェムコーンの収穫。
グラスジェムコーンは、ジュエリーコーン、宝石トウモロコシとも呼ばれています。
粒一つ一つが色とりどりの宝石のよう。



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紫花豆。
11月に入ってからもたくさん実がぶら下がっていました。


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紫花豆の葉が枯れ始めたのは11月半ば。
莢も寒さで柔らかくなり、腐り始めていたようなので、
実が詰まったものだけ急いで収穫。
しばらく乾燥させて中の豆を取り出したいと思います。


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紫花豆の収穫に合わせて、残っていた他のインゲン豆も収穫。
今年のインゲン豆の収穫は11月半ばですべて終了しました。



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大豆の収穫。
今年の大豆はカモシカの食害を受けてほとんどダメになってしまいましたが、
写真の岩手みどり豆だけはいくらか収穫できました。



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命枯れる季節。
畑のすぐ隣は木々がたくさん生えている山なので、
畑の畝に自然と落ち葉が降り積もります。


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畑に残った野菜の葉や茎や実。台所で出た野菜くず。
落ち葉と一緒にすべて土に還ります。

終わりを迎えた命が積み重なり、土が豊かになる。
土から生まれた形ある命が、形なきものになり、また同じ土に還る。
土は命の積み重なり。命の層。
命そのものである土が、また新しい命を育みます。



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11月上旬。
まだトンボの姿が見られます。


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11月のある日、太陽の心地よい暖かさを浴びながら畑のイスに静かに座っていると、
トンボたちが服の上に止まりに来ました。
しばらくのあいだ、友達になったような気持ちでした。


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同じ日、どこからともなく手の上に飛んできたテントウムシ。
こうした小さな虫たちとのひと時は、かけがえのない時間のような気がします。









by yamanomajo | 2020-11-16 18:53 | 自然農