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星といのちのうた 星の声に耳をすませて

新豆を食べる


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今年の冬も、畑で育てたさまざまな豆を
甘煮で味わっています。

昨年初めて育てた品種も多く、
どんな味がするのか楽しみにしていました。


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虎豆。
煮豆の王様と呼ばれている豆です。
味や風味は金時豆と似ていました。
皮は金時豆よりも少し柔らかめでしょうか。


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大福豆。
白いんげん豆の中でも、
高級品と言われている品種です。

上品な甘さとクリーミーな味わい。
とろけるような食感。

去年食べて、
とても美味しく感じた白金時豆と同様、
栽培が難しく収量の少ない白いんげん豆は、
他のいんげん豆よりも美味しさが一味違う感じがします。


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紅絞り豆。
金時豆のようなコクのある甘みと、
白いんげん豆のあっさり風味が合わさったような味。

甘さとあっさり風味の絶妙なバランス。
皮も柔らかくてクリーミー。
個人的に煮豆の王様はこちらかも。


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丸うずら豆。
金時豆と似た味ですが、
金時豆よりも少しあっさりとした味わい。
同じ系統の長うずら豆とぼぼ同じ味でした。


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パンダ豆。
あっさり味。
少しクセのある独特の風味があり、
美味しい…という感じはありませんでした。

甘煮には向いていない品種かもしれません。
茹でて塩をかけて食べるだけでも美味しいとのこと。


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紫花豆。
さらさらした甘い煮汁とボリュームのある豆。
まるで栗の渋皮煮を食べているような味わい。
汁も飲み始めると止まらない美味しさ。


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白花豆。
少量でしたが煮豆にできました。

紫花豆とは違い、白いんげんらしく
あっさりでクリーミーな味わいです。
実が大きいので食べ応えがあります。
汁も美味しい。


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福白金時。
今年も収量はわずかでした。
少ない量の煮豆だけに味は格別です。
同じ白いんげんの大福豆に、
引けを取らない美味しさだと思います。


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岩手みどり豆。
ひたし豆にすると、
とても美味しいと言われている青大豆です。

今回はひたし豆ではなく甘煮にしました。
黄大豆の甘煮と同じように、
煮汁が染み込んでねっとり濃厚な味わいです。


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べにや長谷川商店さんから新しい豆が届きました。

もともと種まき用に購入したもので、
何割かは播種用に保存し、
残りは煮豆にしました。


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真珠豆。
小粒の白いんげん系の豆ですが、
味は濃くてクリーミー。
とろけるというよりは、
一粒一粒が弾力のある食感。

同じ白いんげんの白金時や大福豆と比べると、
煮豆では美味しさが劣るようです。
煮豆よりも、あんこに向く品種かもしれません。


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栗豆。
黒と紫がかった豆が混在しているのが特徴。

甘煮にすると、
金時豆よりもややあっさりとした味。
食感はねっとりではなく、
ポクポクとしている。

他のいんげん豆にはない、
風味と旨味が感じられました。
こちらは煮豆に向く品種だと思います。


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貝豆。
見た目はまるで小さなアサリのよう。

煮豆にするとあっさり味で、
食感はポクポク。
栗豆以上に栗の風味が感じられてとても美味しい。

金時豆や白いんげん系の豆とはまったく違う、
癖になりそうな味わい。

(貝豆、栗豆のほかに、
緑貝豆や栗いんげんといった品種もあり、
どんな味なのか気になります)


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べにや長谷川商店の長谷川清美さんは、
豆の本を出版されています。
豆の種類に興味がある方におすすめです。

もしも気になる豆があれば、
種を蒔いて育ててみてはいかがでしょうか。




by yamanomajo | 2021-01-30 17:58 |