人気ブログランキング | 話題のタグを見る

星といのちのうた 世界はうたでできている

自然農の畑 6月下旬


初夏が過ぎ、梅雨の季節になりました。
曇りや雨の日が多いですが、合間にカラッと晴れた夏日もあります。

晴れの日の早朝の畑は、ひんやりとした空気と草々の朝露に包まれ、爽やかで心地よい空間です。
朝、野菜たちの成長を見守り、その姿を愛でる時間には何とも言えない喜びがあります。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_10553218.jpg

空に向かって伸びるつるありインゲン。
蔓が絡まるように少し手助けをしてあげながら、日々成長を見守っています。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_11064780.jpg

自然農の畑 6月下旬_d0366590_11064759.jpg

自然農の畑 6月下旬_d0366590_11084756.jpg

つるなしインゲン。
今年も真珠のような美しい花が咲きました。


自然農の畑 6月下旬_d0366590_11111864.jpg

自然農の畑 6月下旬_d0366590_11111889.jpg

全体がピンク色のもの、白とピンクが混ざったものなど、
インゲンは品種の違いで花の色合いが異なります。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_12400640.jpg

自然農の畑 6月下旬_d0366590_12400661.jpg

今年はつるなしインゲンの成長具合が例年と違うことに気づきました。
上の2枚の写真は、同じ品種、同じ種で育てているつるなしインゲンです。
1枚目のインゲンは葉が茂り大きく成長していますが、
2枚目のインゲンは同じ時期でも成長が乏しい状態です。

1枚目のインゲンは、今までマメ科の野菜を育てたことがない土に種をまきました。
2枚目のインゲンは、2年前にマメ科の野菜を育て、1年空けた土に種をまきました。
どうやら2枚目のインゲンのほうは連作障害が出てしまったようです。
インゲンの成長に必要な養分が足りないのかもしれません。

徳野雅仁さんの本によると、インゲンは4~5年空けて作ったほうがよいとありました。
1年空けただけでは休栽期間は不十分だったようです。
自然農の畑なので、連作についてはあまり気にしていませんでしたが、
今後はマメ科の連作障害に十分気をつけながら作付け計画を立てたいと思います。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_12405669.jpg

これは、インゲンを育てている畝から不意に姿を現したトウモロコシです。

去年、この畝ではグラスジェムコーンを育てていました。
そのこぼれ種が自然に発芽し、厚い枯れ草の層をかき分けてここまで成長したようです。
生命の力強さと不思議さに感動します。

何もしなくても自然に発芽し、草の中から力強く成長するトウモロコシの姿を見て、
自然農をしていく上でのヒントを教えてもらったような気がしました。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_12414215.jpg

トマトの畝。
まだ仮の短い支柱を差しています。
花の向きが分かったら、長い支柱と入れ替えます。


自然農の畑 6月下旬_d0366590_12414210.jpg

トマトは世界一トマトとフィオレンティーノを育てています。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_12294776.jpg

キュウリの畝。


自然農の畑 6月下旬_d0366590_12215457.jpg

キュウリは梅雨の時期に入ってから成長力が一気に増してきました。
たった一日で驚くほど成長します。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_12322604.jpg

左がサツマイモの畝。右が里芋の畝。


自然農の畑 6月下旬_d0366590_12335761.jpg

里芋。
少しずつ、ゆっくり成長しています。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_11135431.jpg

ジャガイモの花。


自然農の畑 6月下旬_d0366590_16303025.jpg

虫の食害を受けて早めに葉が枯れたジャガイモが数株あったので収穫しました。
去年と同じく今年最初の収穫はジャガイモでした。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_17041300.jpg

6月上旬に種をまいて、6月中旬に発芽した小豆。
日に日に大きくなっています。
今年はエリモショウズ、白小豆、花嫁小豆をまきました。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_16303034.jpg

むくむくと大豆(枝豆)も発芽。
トヨマサリという名前の黄大豆です。
黒大豆、青大豆は7月中に種まきをする予定です。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_12385119.jpg

カボチャ。
キュウリと同じく一日の成長力がすごいです。
一度勢いがつくとダイナミックに成長していきます。


自然農の畑 6月下旬_d0366590_16393764.jpg

果樹畑に種をまいたカボチャもすくすく成長しています。
果樹畑は果樹の周りに広いスペースがあるので、
カボチャ以外にもいろんな野菜を育てられそうです。

川口由一さんは果樹の下に大根の種をばらまきして育てておられるとのことで、
そういうことも試してみたいなと思います。


自然農の畑 6月下旬_d0366590_16393760.jpg

カボチャの花。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_12552981.jpg

カボチャの葉の上にいたシュレーゲルアオガエル。


自然農の畑 6月下旬_d0366590_17103365.jpg

ジャガイモの葉の上にいたアマガエル。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_13002328.jpg

自然農の畑 6月下旬_d0366590_13002343.jpg

自然農の畑 6月下旬_d0366590_13002432.jpg

畑で見かける珍しい虫たち。
写真は、2年に1度くらいの割合で見かけるツノトンボ。


自然農の畑 6月下旬_d0366590_13002445.jpg

蝶のような触角が特徴ですね。
ときどき蝶に見間違えてしまうことがあります。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_13063576.jpg

自然農の畑 6月下旬_d0366590_13063624.jpg

こちらもあまり見かけないトンボ。
お腹が短いのが特徴です。
調べてみたらハラビロトンボという名前でした。
普通のトンボよりもお腹が広くて平べったいのでこういう名前なのでしょうね。



自然農の畑 6月下旬_d0366590_13131933.jpg

自然農の畑 6月下旬_d0366590_13131960.jpg

スギナについた朝露。


畑は小さな宇宙。
植物、虫たち、自然の働き…
さまざまな不思議な出会いと出来事があります。







by yamanomajo | 2021-06-29 18:24 | 自然農