星の降る大地

この大地には

星のかけらが落ちている。

人はそのかけらを

石と呼んでいる。

石には、無限の多様性がある。

石は、小さな惑星。

それは創造者のタクトが奏でる魔法。

水の惑星か。

月の鏡か。

海の碧さか。

石に刻まれた、知を読む。

その内にひそむ、永遠を見る。

石の中の、黄金の植物。

神が、石に宿る。

偶然か、必然か。

手元にやってきた星のかけらたち。

なぜ、石を拾うのか。

それは

石が「この道に来なさい」と

呼んでいるから。

私が生きている意味の

ひとつだから。

石が導く、星の道。

魔法は、この瞬間に。

天国は、いまここに。