2024年 04月 30日
石となった古代の樹木
珪化木(木化石)と呼ばれるもので、
古代の木が長い年月をかけて
石化したものです。
他の石と同様にカチカチに硬化しており、
無機物の状態になっています。
20万年~50万年と言われています。
これらの珪化木は、数十万年前に
地上のどこかで生きていた木であり、
“その時”の太陽の光を浴び、
空気を吸い、
風を聴いていた存在です。
朽ちることなく、
形を崩さずに、
石となって現在まで存在を保っている―
なんて不思議なのでしょう。
長い歴史を持つひとつひとつの珪化木に
耳を傾けると、物語が聴こえてきます。
木だった頃の記憶、
歩んできた長い道のり、
太陽や風、大地や雨の記憶まで。
by yamanomajo
| 2024-04-30 18:30
| 石